過去に何度か書いた内容ではありますが、再度書かせてもらいます。
日本で航空業界にパイロットとして就職をしたいのであれば「事業用免許」を取得する必要があります。またこの免許の中にも双発なのか単発なのか回転翼なのかと細分化されていきます。
一気に書いても忘れられるといけないので今回はその中でも全てのベースとなる「自家用操縦免許」について進めていきます。
しかしこりゃまた回転翼、単発、双発などややこしく一般的なのは「陸上単発ピストン」*略して陸単ピと言います。
国際社会におけるあおりは航空業界も同じでICAO加盟国であれば通常そのライセンスと言うのは通用するため、そのまま使用もしくは書き換えができれば使用することが出来るのですが、我が国日本においては問屋がどうもそんなに甘くはなく書き換えが出来るのは、自家用と多発免許です。IFR(計器飛行証明)や事業用免許は海外で取得した際に書き換えができないため、帰国後に活用の場が見いだせなくなります。
アメリカはFAA(連邦航空局)管轄の基にライセンス発行が行われ、その全てはあくまでアメリカ国内で飛行することを基準に訓練、発行されていますが基本とることは変わりません。

自家用の切り替え?

例えばカリフォルニアに航空留学した際にPrivate licenseを取得したとしましょう。
これは日本でいうとこの自家用免許なのですが、訓練をする上での基準や必要飛行時間などはほぼ一緒なので特に構える必要はありません。
しかし帰国してすぐに書き換えができるかと言うとそうではなく、飛行の証明をしなければなりません。具体的にいうとログブックもそうですが、マップのコピーを添付して飛行経路、飛行時間など詳細事項の提出が必要になります。
これはなぜかと言うと、日本での自家用免許の基準とアメリカFAAでの基準が若干違うためであり、クロスカントリーなどの基準が日本国内の基準に沿ってるかを確認する方法でもあり、アメリカで訓練していた際もしくはライセンス取得後に飛行基準が満たされているかが重要になってきます。
例えばクロスカントリーで1Leg(片道)の距離が何マイル以上、何時間以上の飛行などがあげられます。*詳細は後日別記事として書きます。
普通に訓練やクロスカントリーをしていれば問題ないのですが、スクール側のマネジメントが上手くいっておらず稀に基準を満たせてない方がいるのも事実です。

自家用免許で何ができる?

自家用操縦免許で出来るのは無償の飛行です。
理由がどうであれ人からお金をもらっての飛行は有償行為になるため事業用免許が必要となります。
しかし無償の範囲であれば知人を乗せたり、愛人を乗せたり、家族を乗せたりするのは自由です。まぁそこで問題になるガソリン代の折版どうのはモラルの範囲内で行うなら問題ないのではないでしょうか。
また自家用免許の根本的な基準は「安全に離陸し、安全に着陸する」というものがあり、言うなればタッチ&ゴーが出来るかどうかです。*解説はもっと深いですよ。
車に置き換えても同じことが言えますが、まずは安全に車が運転できるかが大事なはずです。

全ての基本となる自家用操縦免許

皆さん渡米前に色々とライセンスの事で悩まれますが、まずは先々のことより自家用免許(Private License)取得を第一に目標にするのがいいのではないかと思います。
事業用や、多発を取るにしても基礎となる訓練が一番大事ですし、自家用の後に突然多発の訓練をしても飛行機に飛ばされてるだけで何も習得出来ないことが多々あります。また、よく世間で間違った印象として単発より多発、自家用より事業用、VFRよりIFRが偉い、優れてるなど意見を聞きますがそんなことありません。
自家用操縦免許の世界はとてつもなく広いですし、自家用免許でビジネスジェットも操縦できるんです!!

訓練時間は?

最後に訓練時間について書きますが、こればかりは個人差があるので一概には言えません。
FAA基準では40時間以上となっていますが、40時間でようやく飛行機に慣れてくるぐらいです。
平均的な長さは55時間~68時間程度で最長70時間以内と考えてカリキュラムに合わせていけばスムースに進みますが、そこで問題になるのが英語力です。航空管制ATCなどは基礎の英語が出来ていれば後は耳を慣らすだけで大丈夫ですが、英語に苦手意識がある方はここでつまずくため訓練時間が長くなる傾向が見受けられます。
後は筆記試験のタイミングや、実地試験のタイミングで飛行時間も変わりますが一人一人に合ったカリキュラムを作成します。
また航空英語や英語力に不安がある方はこちらからでもレッスンが受けられますので参考にして下さい。

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