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クロスカントリー

2019.04.23

クロスカントリー

パイロット免許を取得する際もですが、免許取得後にクロスカントリーというとてもに重要な訓練があります。

クロスカントリーと言えば様々な分野で使われていますが、航空業界でのクロスカントリー(以下:クロカン)は航法訓練になります。 ログブックにはX/Cと記載されることもあります。
操縦免許を取得する際に必ず、最低限の条件として「1人でのクロスカントリー」が定められています。国によって条件の時間や距離は異なりますが、必須です。
操縦免許取得後に飛行時間を稼ぐ必要がありますが、その中で一番手っ取り早いのが「クロスカントリー」となります。
パイロットのなり方も参考にどうぞ!

クロスカントリー
Touch&Goとは異なり長時間飛ぶことも

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普段の飛行と何が違うのか?

では、クロスカントリーは普段の飛行と何が違うのかと言うと。
Touch & Goはピンポンダッシュとは違い、離陸するとまた着陸して離陸を繰り返しますが、クロスカントリーは出発空港を出て別の空港に一度着陸(フルストップ:完全停止)することが原則です。ピンポンダッシュは一度押したら全力で逃げなければなりませんから・・・。
空港Aから離陸して空港Bに着陸する。
これが「クロスカントリー」になります。

では何らかの理由で着陸せずに離陸空港へ戻ればどうなるのか・・・・。
Airworkという部類に入ります。
皆さんがライセンスを取得する際に訓練期間もソロのクロスカントリーをクリアしなければなりません。車でいうとこの路上教習一人版ですね。
パイロットの基本に「安全な離着陸が出来ること」とあるのですが、それをこなせるかの訓練でもあります。
クロカンはライセンス取得後にも操縦技術向上に重要なファクターなので、海外の空だからと遠慮せずに色んな空港へフライトしてみましょう!!

なぜ必要なのか?

クロスカントリーの訓練や飛行時間稼ぎが、なぜ必要なのかと言うと。
経験=場数を踏むことが一番の理由となります。
よくパイロット留学でみる訓練生で操縦免許を取得した後にAirworkやTouch&Goしかしない訓練性を見かけます。
勿論それらも間違ったことではないのですが、飛行機の第一前提として「長距離」を飛べるメリットよ本質を理解するうえでクロスカントリーは必要なのです。
訓練生の多くは、なぜ必要なのかと聞いてくることもありますが、その際の回答で今まであった例を紹介します。

クロスカントリー
クロスカントリー前の点検も入念に

クロスカントリーが必要な理由

クロスカントリーが必要な理由は勿論沢山あるありますが、ここでは実際に起きた例を紹介します。
訓練生A君は自家用操縦免許を60時間ほどで取る優秀な訓練生でした。
しかし彼は要領がいいあまり、あまり努力をしない面も多々ありました。
そんな彼が飛行時間80時間を超えたあたりで教官から100時間超えたら次の訓練(事業用、計器飛行など)に移るからしっかりと飛行時間を伸ばすよう言われました。
その際、教官は「長距離の訓練や航法訓練があるからクロスカントリーをしっかりするように」とまで言われていました。
しかし彼はいつもAirworkやTouch&Goで時間を稼ぎクロスカントリーはたまにしかしていませんでした。
そんなある日、彼は残り数時間をクロスカントリーで稼ぐべく、ろくな準備もせずに砂漠方面めがけて離陸していきました。*その時の理由が「砂漠はトラフィック(他機)が少ないから」

クロスカントリー
小さな成功体験が成功へ導く

到着予定時刻に帰ってこない

当初、予定していた空港への到着予定時刻は18:00。
その頃カリフォルニアも10月手前。日没も19時前後と早くなっていた。
19時を超えても無線は聞こえず、教官は警察、消防に連絡し捜索願を出そうと動いていた。
と、その時。
N○△△○A・・・・・・とタワーへのコンタクトが!
格納庫へ戻ってきたのは20時過ぎ、流石のカリフォルニアもすっかり冷え込んだ外は真っ暗であった。
その後事情を聞くと「途中で目標物を見失い、勘で飛行していたら見慣れない景色になってしまい慌てて引き返し、近くに見えた飛行場に着陸した」とのこと。*偶然にも目的地の飛行場であった。本人は着陸してから気づく。
降り立った飛行場でどうしたら戻れるか考えてるうちにあたりが暗くなり始めたので、仕方なく離陸し飛行を続けてどうにか戻ってきたと言うのがストーリーである。
彼はろくに計画も立てず、準備もしないまま飛び立ち、あわや大惨事となりかけたことを気にしていなかったが、これは彼の社会性のなさゆえだろう。
このようになった原因はいくつかありますが、その中で大きな要素となったのは以下のとおりです。
1.計画、準備不足
2.日頃のクロスカントリーのサボり
3.社会性が乏しい

これら全てを解説すると長くなりますが、日頃からクロスカントリーをしていれば「何が必要で」「何を準備するべきか」など日常的に考えることができたのです。
実際、目標としていた砂漠の空港も訓練で何回も行っています。
しかし免許取得後は行くことなく「教官といつも行ってたから簡単でしょ」という気持ちが彼にはありました。
その結果クロスカントリーで得られる「景色の変化」「普段との違い」など些細なことに気づくことができず「ロストポジション」してしまったわけです。
一歩間違えば大惨事だったことは言うまでもありません。

クロスカントリー
墜落していたかもしれない

そんな彼はその後成長することなく就職も失敗し、今は会社員をしています。
パイロットとして就職に失敗した際たる原因は「社会性の欠如」が一番ですが、この辺りは別途解説します。
小さな成功体験が大きな成功へ導きます。
クロスカントリーを日頃行うのはそんな「小さな成功体験の積み重ね」と言えるでしょう。

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